2025/09/03
ClipCrow v2.27をリリースしました
v2.27リリース
ClipCrow v2.27をリリースしました。App StoreもしくはGoogle Playを通じて入手もしくは更新可能です。すぐに利用できるブラウザ版(https://clipcrow.net/)もあります。こちらはインストール不要、クレジットカード登録不要でClipCrowの機能を全てお試しいただけます。
ClipCrow v2のマイルストーンとなるリリース
ClipCrowは元来タスク管理機能を備えたカード型データベースとして開発をはじめ、その後にv2としてのピボットですべてのカードに徹底してチャットを組み合わせるアイディアを実現しました。ここまで3年半の月日が経過しています。開発開始の時期には想像していなかった生成AIのブームが起き、運良く、業務システムでもチャット画面を中心においたUIが注目されるようになっています。結果としてClipCrowをOEM提供ないしソースコード提供の商談が生じ、9月より実際に提供することとなりました。ClipCrow自体のSaaS提供を引き続き行うのに並行してSIも本格化します。
最近のリリースでは新しい機能の追加を抑える方針で、OEM提供での契約対象として基点バージョンとして仕様と品質を固める作業をおこなってきました。そして今回のv2.27でClipCrow v2世代のマイルストーンとします。一方でパフォーマンスチューニングまでは手が届かず、v3冒頭にスライドしました。
カードにGitHubライクな通し番号をつける
はじめてGitHubに触れたとき、課題やプルリクエストなどのドキュメントが分別されずに通し番号がつけられているのを見て、大きな違和感がありました。連続して課題を登録しているときに他者が裏で違う作業をしていると連番で付加されていたはずの番号が飛び、それまでのUXの常識では整理整頓されずに散らかっているようにも思ったことを覚えています。しかし、なれるに従ってこの通し番号の仕組みがとても強力であり、むしろ正しい考え方であると共感するようになりました。
- シンプルな通し番号ひとつですべてのドキュメントへのリンクが得られる
- オブジェクト指向的には課題もプルリクエストもドキュメントであり、ドキュメントに番号がついているのであれば自ずと通し番号となる
ClipCrowでもカードに通し番号をつけることとしました。タスク・連絡・ユーザー・ゲスト・BOTアカウント・タグ、すべてのカードで種類を問わずに連番です。カードの亜種としてチャット上に生じたスレッドにもこの通し番号が付加されます。
今回のバージョンでは番号付加と表示までの機能ですが、v3.xではカードへのDeeplinkの再整備やAPIでの操作ターゲット識別で用いるなど、この通し番号を活用した機能を構想しています。
NEXT
今後は具体的なOEMプロジェクトでの要件を中心に新機能の投入再開を計画しています。約2週間後には早速v3.0のリリースを予定していて、以下を含みます。
- PDFやOffice文書をチャットメッセージに添付することおよびカードの項目とすることを汎用的に実現する
- カードの状態変化を外部で取得するためのWebHookや関連するAPI群の整備。BPM本体はSIで実現
- パフォーマンスチューニングの突端としてチャットの初回ロード時間短縮に取り組む
リリースノート
チャット
- 写真アイコンをクリックしたときに遷移する先の画面仕様変更
- 絵文字リアクションのカウントが1のはずのところ2になることがある問題を修正
- 未読メッセージがなくなってもBottom Navigationに未読インジケーターが点灯したままになっていた問題を修正
カード
- カードにGitHubライクな通し番号をつける
- 画面のテキストを選択してコピーできるようにする
- 表示すべきカードが無いときのガイダンス表示を追加
ユーザー・ゲスト
- 招待中であるゲストおよびユーザーの表示に操作者の権限を考慮するように仕様変更
- ユーザー一覧画面にすべてのユーザーが表示されないことがある問題を修正
その他
- ブラウザ版の組み込みブラウザでSPAを開いた際にクリックイベントが下の画面へ貫通していた問題を修正
- ClipCrowのソースコードをライセンス販売するための準備
- 不要となったコードの削除する
- ファイルの命名規則を統一する
- コーディング規約適用状態の見直しとコードの修正
- コピーライトをClipCrow LLCからClipCrow Co.Ltd.に変更